心に残る「お寺の掲示板」。これが最高賞! 短いワードで世相ズバリ…「自分ファーストという貧しさ」「瀕死の一生」――50歳・坊守が法語に込める思い(南日本新聞) - Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/236007ad3516dc1a1f3509baa4690936f328b610大賞を受賞したのは6月に寺に掲示した「自分ファーストという貧しさ」。思いやりのある社会を願う気持ちを鋭く表現したと評価された。彼岸寺賞は7月に張り出した「瀕死(ひんし)の一生」だった。
法語は住職を補佐する坊守(ぼうもり)の藤かおりさん(50)が手がけ、1カ月ごとに取り換える。大賞作品は「○○ファースト」を多用する社会への不安から考案。仏の教えである慈悲の精神を基に「他者を尊ばず自分の幸せを追求するあまり、煩悩と分断が連鎖した貧しい社会にならないか」という思いを表した。
「瀕死の一生」は「医療が発達し暮らしが豊かになっても、明日生きられるとは限らない。一日一日、感謝し大事に生きることを忘れないで」の気持ちを込めたという。