Ubuntuというコミュニティによって開発されているLinuxベースのOSをWindowsXP上にインストールしてみました。
Linuxをパソコンにインストールする場合大きく分けて次の4つ位の方法があります。
1.1台のパソコンをLinux専用でインストールする。
2.1台のパソコンにWindowsXPと同居させてLinuxさせる方法
・CドライブにはWindowsXP
・DドライブにLinux
と言う方法
3.WindowsXP環境に仮想Linux環境を構築する方法
4.1枚のCDにLinuxをインストールしておいてCDで起動する1CDLinux
ここで一番難しい方法は2項の方法だと思います。boot(Windowsで起動するLinuxで起動する)を上手くしないと2つインストールしてあるにも関わらずいずれかが起動できなくなってしまうことがあります。ここから泥沼の道に入るか?
すっきり起動できるように修正できるか?の分かれ道になります。
ここに紹介する方法は3項の方法です。今回はUbuntuというLinuxを使う方法です。
Ubuntu Japanese Team
http://www.ubuntulinux.jp/1.最初にWindowsXP環境にLinuxが動作する環境を作るために仮想マシン用ソフト(VirtualBox)をインストールする
・VirtualBoxのダウンロードページより、Windows用のVirtualBoxをダウンロードし、インストールを行います
Downloads - VirtualBox
http://www.virtualbox.org/wiki/Downloadsのページの
VirtualBox 2.0.2 for Windows hostsの x86をクリックするとダウンロードが始まります。ファイル名:VirtualBox-2.0.2-36488-Win_x86.msi になります。これをダブルクリックするとインストールが始まります。
2.次にubuntu-ja-8.04-virtualbox-i386.zip(仮想マシン本体)のダウンロード
VirtualBox用仮想マシン | Ubuntu Japanese Team
http://www.ubuntulinux.jp/products/JA-Localized/virtualbox
700MBほどの大きなファイルです。これを解凍(Lhaplusの解凍ソフトが無難か)します。これをCドライブにコピーします。
仮想マシンの登録と起動します。下記のページの案内に沿って行います。
VirtualBox用仮想マシン | Ubuntu Japanese Team
http://www.ubuntulinux.jp/products/JA-Localized/virtualbox仮想ハードディスクの起動ディスクを選択画面ではCドライブにコピーしたフォルダの中にある下記のファイルを選択します。
Ubuntu-8.04-Japanese.vdi
そして起動するとUbuntu系Linuxのインストール画面が出てきます。ユーザ名、パスワードなどを画面にそって設定しています。最後までいけばインストール完了。ログイン画面が出てきますのでユーザ名、パスワードを入れてLinuxを起動します。
凄く簡単です。昔Redhatなどをインストールしたときに比べると格段に簡単です。使い勝手も良くなっています。WindowsXPと共存していますので時にLinux、時にWindowsXPの切り替えが電源を投入したまま出来ます。ただしデータのコピー&ペーストなどは流石に出来ません。
アンインストールはコントロールパネルで追加と削除で出来ます。(WindowsXPのアプリケー
ションをアンインストールするのと同じですね)
WindowsXPでインターネット接続、プリンタなど機器が使用できる状態になっていればそのままLinuxでも使えるように設定してくれますので、Webなどは起動すればすぐ繋がります。
興味ある方は試して見て下さい。今までよりハードルが低くなっています。