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「アナウンサーたちの戦争」
« 投稿日:: 8月 18, 2023, 02:44:20 pm »
「アナウンサーたちの戦争」 - つみかさね
https://3yokohama.hatenablog.jp/entry/2023/08/18/143931

8月14日(月)放送された「アナウンサーたちの戦争」NHKをみました。
戦時中、NHKには2人の名物アナがいた。和田信賢と館野守男。2人はくしくも
開戦と終戦の両方の放送に関わった。館野は真珠湾攻撃の「臨時ニュースを申
し上げます。帝国陸海軍は本八日未明、西太平洋において米英軍と戦闘状態に
入れり」というあの速報を読み、その原稿を書いたのが当直アナの和田だった。
また終戦時は、無条件降伏を告げる昭和天皇の玉音放送を阻止しようとする反
乱将校たちに館野が立ち向かい、和田は放送の進行役として「ただいまより重
大なる放送があります。全国の聴取者の皆さま、ご起立願います」とアナウン
スした。

戦争突入と同時にアジテーターとして、アナウンサーが戦争拡大に果たした役
割、そして威力、言葉というものの威力を描いている。判っていながら戦意高
揚調の放送、原稿の読み上げしか出来ない。それが正しいこと。嘘ばかりの原
稿を読み上げる苦悩などよく描けていると思う。是非若い人達に観て欲しい。
80歳の政治家の威勢の良い言葉「戦争をする覚悟」この放送を見れば愚かな事
がわかる。80歳は戦争に参加出来ない。いやしない。若者が死に行く、殺しに
いく。高校の同級生で自衛隊にいた友人と定年後に話した。在職中に人を殺せ
という命令を出したことがなかったのは幸い。恵まれていた。また部下が殺さ
れたことがなかった。この有り、難い時代は永遠に続けたいもの。この番組の
中で「虫眼鏡で調べて、望遠鏡でしゃべる」という会話が心に響いてくる。大
本営発表の原稿ばかりで自分の足で取材もしないアナウンサー、そこから出て
くる言葉は誠ではない。そのことがよくわかる。人は言葉を話すときでも全人
格で話している。だから声を聞くだけでよくわかる。まだNHKプラスではやっ
ているので興味のある方は見てください。


NHK終戦ドラマ「アナウンサーたちの戦争」は自社の“黒歴史”をどこまで描
くのか?
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/327415
アナウンサーたちの戦争|番組|NHKアーカイブス
https://www.nhk.or.jp/archives/bangumi/special/anasen/