終わらない「コロナの脅威」という無限ループ 熱を出すことさえ許されない日本の「空気」(ネットニュース編集者・中川淳一郎)
https://www.dailyshincho.jp/article/2022/07170759/?all=1厚労省の発表を基にした東洋経済オンラインのデータから抜粋。
【陽性者数】
2020年:23万1409人
2021年:149万5581人(累計172万6990人) ※前年比6.46倍
2022年: 802万8691人(7月12日時点=193日・累計952万4272人) ※前年比1
日あたり10.15倍
【死者数】
2020年:3459人
2021年:1万4926人(累計18385人)※前年比4.32倍
2022年:1万6531人(7月12日時点=193日・累計3万1457人) ※前年比1日あ
たり2.09倍
この数字を見ると、年々悪化しているのである。特に陽性者数については激
増だ。マスクもワクチンも行動制限もアクリル板も無観客試合もアルコール消
毒も店員の声が聞こえにくいビニールシートも意味なかったんじゃないですか
? と素朴な疑問を述べるともはや反証不可能な「それをやっていなかったら
もっとひどいことになっていた!」が来る。
そもそも日本は2021年は1日約3944人が死ぬ国である。その中で2021年の場
合41人死ぬウイルスにどこまで大騒ぎするのか。基本的には「一度決めた設定
は変えられない」ということになっているのである。致死率は大阪の新型コロ
ナ対策本部専門家会議(2022年6月14日)の資料によると、重症化率は第1波は
8.2%だったが、第5波は1.0%、第6波は0.11%。そして厚労省の「新型コロナ
ウイルス感染症の国内発生動向(2022年6月14日24時時点)」によると、全国
の重症化率は50代以下は全世代で0.0%、60代が0.1%、70代が0.2%、80代以
上が0.3%。どう考えても「重症化もしづらく、死ににくいウイルス」なので
ある。にもかかわらず、騒動は終わらない。