「空気の研究」 - つみかさね
https://3yokohama.hatenablog.jp/entry/2022/01/28/183346山本七平は名著「空気の研究」1945年4月の戦艦大和出撃について、こう書い
た。
〈「空気」とはまことに大きな絶対権をもった妖怪である。…専門家ぞろいの
海軍の首脳に「作戦として形をなさない」ことが「明白な事実」であることを、
強行させ、後になると、その最高責任者が、なぜそれを行ったかを一言も説明
できないような状態に落とし込んでしまうのだから、スプーンが曲がるの比で
はない。…統計も資料も分析も、またそれに類する科学的手段や論理的論証も、
一切は無駄…。すべてが「空気」に決定されることになるかも知れぬ〉