投稿者 スレッド: 序の舞  (参照数 2695 回)

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序の舞
« 投稿日:: 11月 14, 2012, 12:31:12 pm »
書名:序の舞(上)
著者:宮尾登美子
出版社:朝日新聞社
発行年月日:1983-3-10
価格:1200円+税
ページ:375P

書名:序の舞(下)
著者:宮尾登美子
出版社:朝日新聞社
発行年月日:1983-3-20
価格:1200円+税
ページ:321P

女性の一生を描くのには定評のある宮尾登美子の作品。明治時代に生きた
女二代の物語。本の中では島村松翠(津也)として登場しているが、女流
画家・上村松園の一生を描いている。男尊女卑の激しい時代女が、絵を描
いて生活していくという常識はずれのことをやり遂げた島村松翠、その影
に大きな大きな力として君臨していたのが母勢以(せい)。お茶を売る商
売をしながら、女で一つで二人の娘を育てた。女流画家として島村松翠が
絵で生活が出来るようになるまでの壮絶な闘いを描いている。

京の通り唄
(東西の通り)
丸竹戎二押小池(まるたけえびすにおしおいけ)
姉三六角蛸錦 (あねさんろっかくたこにしき)
四綾仏高松万五条(しあやぶつたかまつまんごじょ)

とは
丸太町、竹尾町、夷川、二条、押小路、小池、姉小路、三条、六角、蛸薬
師、錦小路、四条、綾小路、仏光寺、高辻、松原、万寿寺、五条のこと。

(南北の通り)
寺町御幸麩屋富柳(てらまちごこうふやとみやなぎ)
堺高間東車   (さかいたかあいだひがしくるま)
烏丸両替室衣  (からすまりょうがえむろごろも)
新釜西小川   (しんかまにしおかわ)
油醒ヶ井堀川の水(あぶらさめがいほりかわのみず)

とは
寺町、御幸町、麩屋町、富小路、柳馬場、堺町、高倉、間之町、東洞院 
車屋町、烏丸、両替町、室町、衣棚、新町、釜座、西洞院、小川、油小路
、醒ヶ井、堀川のこと。

子供の頃から東西の通りについてよく聞いていたので覚えていたが、南北
は殆ど覚えていない。今では地名が変わっているところもあるが、碁盤の
目の様な京都ならではの通り唄。この作品の中に入っていた。懐かしく読
んだ。