投稿者 スレッド: 鴨長明 方丈記  (参照数 678 回)

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鴨長明 方丈記
« 投稿日:: 2月 23, 2021, 08:16:09 pm »
鴨長明 方丈記 - つみかさね
https://3yokohama.hatenablog.jp/entry/2021/02/23/201235

鴨長明 方丈記
https://www.aozora.gr.jp/cards/000196/files/975_15935.html

行く川のながれは絶えずして、しかも本の水にあらず。よどみに浮ぶうたかた
は、かつ消えかつ結びて久しくとゞまることなし。世の中にある人とすみかと、
またかくの如し。玉しきの都の中にむねをならべいらかをあらそへる、たかき
いやしき人のすまひは、代々を經て盡きせぬものなれど、これをまことかと尋
ぬれば、昔ありし家はまれなり。

或はこぞ破れ(やけイ)てことしは造り、あるは大家ほろびて小家となる。住
む人もこれにおなじ。所もかはらず、人も多かれど、いにしへ見し人は、二三
十人が中に、わづかにひとりふたりなり。あしたに死し、ゆふべに生るゝなら
ひ、たゞ水の泡にぞ似たりける。知らず、生れ死ぬる人、いづかたより來りて、
いづかたへか去る。又知らず、かりのやどり、誰が爲に心を惱まし、何により
てか目をよろこばしむる


古典の中でも名作と言われる「方丈記」、今これを1日に1回読むことにしてい
る。当分続けて行きたい。aiTalkに文章を入れて、読める文章直しながら、聞
けるようにしたいと思っています。全体の文章も短いので1時間もあれば読み
切れる長さです。

この「方丈記」は昔々(50年以上前)、高校1年の時に教職員もデモに行った
り、労働運動が活発だった時代。教科の担任もデモに行って、授業が出来ない
時(本当は自習)に、そのときの校長が我々のクラスだけに来て、静かにこの
「方丈記」を読んでくれた。教室の外では自習になった他のクラスの生徒がや
ってきて大騒ぎをしている中、慌てず騒がず読んでくれた。中身は少しずつ意
味を解説して貰ったので、よく入ってきた。その後古典で出てきた時に「方丈
記」の位置づけ、意味などが判った。

この校長先生はなかなかユニークな人で、年1回のコンサート鑑賞、演劇鑑賞
などを企画してくれた。京都市交響楽団のオーケストラを祇園の京都会館で鑑
賞したとき、田舎の高校生初めてのオーケストラ、演奏が終わってもアンコー
ル(やり方をしらなかった)の拍手もなし、当然アンコール曲演奏もなし。近
衛秀麻呂という有名な指揮者、こんな経験は初めてだったのでは?後日アンコ
ールを知りました。劇団民芸の公演で宇野重吉、滝沢修の新劇を鑑賞したとき
は映画と違って凄く感動した。こんな経験からコンサートに行ったり演劇を見
に行ったりするのが好きになったのかも知れない。