書名:学校家庭模範児童文庫 四年生の修身
著者:模範児童文庫刊行会
発行所:大阪寛文館、寛文館、文京書院
発行年月日:昭和5年12月10日
ページ:224頁
定価:50銭
この本は昔の人と今の人を代わりばんこに乗せています。明治天皇の「安楽椅
子」、次は東京市麹町区日比谷小学校萩原薫君「温められた石」、中江藤樹の
「聖人の志」「大学」読んで志を立てた中江藤樹のこと。今の人は全国の小学
生から選んでいます。これが「四年生の修身」中を読むと凄い。これが4年生
が理解できるのか?という感じもしますが教科書だから多分大抵の子供達が判
ったのでしょう。今の小学生で判るかな。文章もしっかりしている。国語の力
は昔の方がずっと上だったのでしょうね。そんな感想を持ちました。今のよう
に情報は浴びるほどあるけれど、身につくものが少ない。情報氾濫の洪水に飲
み込まれないためには質の良い文章を読んで若い柔らかい脳を訓練しておく必
要があるように思う。なかなか興味あることが書いてあります。
国立国会図書館デジタルコレクション - 四年生の修身
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1717350