書名:満洲の就職手引き
著者:林 卯吉郎
発行所:東亜書房
発行年月日:昭和11年3月8日
ページ:104頁
定価:20銭
昭和7年3月1日満州国建国、昭和8年3月国際連盟から脱退、昭和12年7月の盧溝
橋事件そんな時代の就職の手引き(就職ガイド)です。内地では大学を卒業し
ても就職が無かった時代、満州へ来ればこんなに仕事があるよという感じで警
察官、満州鉄道、満州国官吏、満州国軍人、農林技術員、税務官吏、専売局職
員、満州中央銀行員、ホテル従業員、巡査、関東軍通訳、関東州消防手、中小
学校の教員、関東軍自動車運転手、外務省書記生、ダンサー・女給、ショップ
ガールなど広範囲にわたって条件などが書かれています。おおむね内地の2,3
倍の給料、または日給で募集しています。当時の事情を知るのに面白い資料だ
と思います。104ページ程の短いものです。
国立国会図書館デジタルコレクション - 満洲の就職手引き : 人を求むる新大
陸は招く
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1274066