投稿者 スレッド: 低線量被ばく揺らぐ国際基準  (参照数 356 回)

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低線量被ばく揺らぐ国際基準
« 投稿日:: 3月 01, 2013, 09:45:10 pm »
最近、細野原発担当大臣は「100ミリシーベルト以下の被曝リスクは証明できな
い」などと言い出している。今日、NHKが貴重な情報を放送していた。
低線量被曝楽観論に対する警告でもあると思う。
もっとも小出氏、武田氏などは当初から変わらず1年1mSv(内部・外部被曝)が
ぎりぎり許容できる値と言ってきた。こんな番組はユーチューブにアップして
誰でも見られるようにして欲しい気がする。


低線量被ばく揺らぐ国際基準 - NHK 追跡!真相ファイル
http://www.nhk.or.jp/tsuiseki/shinsou_top/20111228.html

2011.12.28 22:55~23:25放送

“生涯100ミリシーベルトとされる被ばくの基準で、本当に健康への影響はないの
か?”
福島をはじめ、全国の人々が現実に直面している放射能の脅威。
国は「直ちに体への影響はない」と繰り返すばかりだ。
その拠り所としているのが、ICRP(=国際放射線防護委員会)の勧告。
広島・長崎の被爆者の調査データをベースに作られ、事実上の国際的な安全基準
となっている。

しかし関係者に取材を進めると、1980年代後半、ICRPが「政治的な判断」で、被
ばくでガンになるリスクを実際の半分に減らしていた事実が浮かびあがってきた

当時ICRPには、原子力産業やそれを監督する各国の政府機関から、強い反発が寄
せられていたのだ。
そしていま、世界各地で低線量被ばくの脅威を物語る、新たな報告や研究が相次
いでいる。

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ICRP(=国際放射線防護委員会)の勧告について、世界各地で起こっている低線
量被曝の脅威を実例を取材しながらICRPの成り立ち、現在の勧告値の決め方、決
めた当事者達の証言も紹介しながら低線量被曝についてその危険性をレポートし
ている。

ICRP勧告(ポイント)
ガンになって死亡するリスク(確率)
1000mSv  5%(1万人で500人 100万人で5万人)
100mSv  0.5%(1万人で50人 100万人で5000人)
と決めた。(政策的に、科学的根拠無し)
原発関連労働者には上記より20%緩和した規制値とした。
(子ども、妊婦はいないということで)

広島・長崎原爆の調査データから得られた確率は
1000msSv 10%(1万人で1000人 100万人で10万人) 
100mSv   1%(1万人で100人 100万人 1万人)
だった。それをICRP勧告は緩和した規制値とした。

これを100mSv以下を線形に変化すると仮定すると
10mSv 0.1%(1万人で10人 100万人 1000人)
1mSv 0.01%(1万人で1人 100万人 100人)

ICRPは原子力発電などを推進している各国の財界、原子力推進団体等で構成され
ている。
もともと規制値は原子力に拘わる労働者を雇う側の為に組織された団体(NPO)
勿論これらの団体からの寄付金で運営されている。