投稿者 スレッド: 本当は危ない植物油カノーラ油  (参照数 215 回)

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本当は危ない植物油カノーラ油
« 投稿日:: 1月 20, 2016, 07:46:20 pm »
書名:本当は危ない植物油カノーラ油
   その毒性と環境ホルモン作用
著者:奥山 治美
発行所:角川書店
発行年月日:2013/5/10
ページ:186頁
定価:781円+税

2010年から日本脂質栄養学会と日本動脈硬化学会によるコレステロール論争がはじまったそうで、日本脂質栄養学会は「コレステロールは高い方が長生き」というガイドラインを出しています。
著者は日本脂質栄養学会の初代会長。

私たちが普段、当たり前に口にしている植物油(サラダ油、カノーラ油、マーガリンなど)の恐ろしい毒性に警告を発するというもの。間違った「植物油安全神話」は企業、植物油輸出国のお金をばらまいた広告、研究論文で、コレステロール悪玉仮説が生んだもの。こんな問題は直接人間を使った実験を出来ないのでラットを使用した実験結果によって推測するしかないところが難しいところです。ただ著者の実験結果を見る限り植物油(サラダ油、カノーラ油、マーガリンなど)の影響は大きいと感じます。
・性ステロイドホルモンに影響を及ぼす植物油
・前立腺癌が増えている原因は?
・カノーラ油(菜種油)は「脳」にも影響を与える
・10%以上も落ちてしまった乳牛の受胎率
・カノーラ油は家畜の餌、そこから食生活に浸透した
・健康に良い油脂、悪い油脂の総合ランキング

などが書かれています。学術論文のような難しさもなく、誰でも判るように易しく書かれています。その分、厳密さ、論理的でない分もあります。企業、国に毒された御用学者が多い中、貴重な存在ではないでしょうか?でもこれも仮説です。気がついた時は遅すぎたという世界ですね。

良い植物油
一位 シソ油・エゴマ油
二位 亜麻仁油・フラックス油

良い動物性油脂
一位 バター
二位 ラード
三位 牛脂

日々の食事に注意信号! なんと「植物油」で精子がピンチ!?
http://ddnavi.com/news/141963/a/
日本の食卓から食の安全は、消失した!植物油が脳卒中、ガンを引き起こす - 高山清洲・世界平和 人類みんな兄弟
http://blog.goo.ne.jp/mokushiroku666/e/cc3cf26f8c100334a727cb9dfd7189a3

本書より
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みなさんが油脂の美味しさに惑わされて揚げ物、フライ、天ぷらを多食していると、後で「知らなかったでは済まされない」事になるかも知れません。動物実験ではとり続けると著しい害が出ています。
すべて、自分自身の健康と、性と、子孫の繁栄に関わってくることなのです。

これからは自分の判断で何を食べるか、子供には何を食べさせるかと言うことが今まで以上に大事になってくることはまちがいありません。

著者の勧める体に良い植物油
 第1位 シソ油、エゴマ油
  理由:リノール酸の摂り過ぎによる炎症性の病気(がん、動脈硬化、アレルギー疾患など)の予防に有効。
 第2位 亜麻仁油、フラックス油
  理由:上に同じ。長期投与の結果の評価がシソ油より少ない。
他の植物油はリノール酸対αリノレン酸比が高すぎることによる炎症促進効果や、油に含まれる微量成分によるものと考えられる有害作用が数多く報告されており、安全性の問題が大きい。

避けるべき植物油
 第1位 水素添加したカノーラ(菜種)油や大豆油 (マーガリンなど)
  理由:内分泌かく乱作用、脳卒中促進作用が最も強い。
 第2位 カノーラ(菜種)油
  理由:上に同じ。菜種油はもともと有毒物質が含まれており食用にはされていなかったが、カナダの研究者が品種改良をして有害物質の含有量を大幅に減らすことに成功し、それをカナダにちなんでカノーラ油と命名したもの。しかしながら、上記の有害な作用が報告されている。
 第3位 パーム(ヤシ)油
  理由:マウス実験での寿命短縮、発がん促進作用などの有害な作用が報告されている。

体に良い動物油脂
 第1位 魚油
 理由:炎症性疾患の予防に有効。αリノレン酸よりも効果が高く、即効性がある。また、優先的にエネルギーとなる為にメタボ対策にも有効。
 第2位 バター
 理由:リノール酸が少ない。安全性が高い。コレステロールを含むので脳卒中予防の効果が期待できる。ただし、乳製品の摂取が多いと前立腺がんが多くなり、大腸がんは少なくなるという報告がある。
また、菜種油の微量成分が入る可能性がある。綿実油のゴシポールは牛乳に移行することは知られている。
 第3位 ラード
 理由:リノール酸は少し含むが安全性は高い。揚げ物や炒め物などの調理には植物油よりもラードがおすすめ。