書名:基本がわかる!写真がうまくなる!
「デジタル一眼」撮影術入門
著者:田中希美男
発行所:アスキー新書
発行年月日:2009/9/10
定価:933円
デジタル写真の画像を加工、編集などの講座は今まで良く開催していましたが、
画像処理をする前に大きなハードルがあるのに気がつきました。それは「写真の
撮り方」。デジタルカメラは簡単に購入することができるようになり誰でも持っ
ていますが、その使い方を知っている。使いこなしている人はどれだけいるので
しょう!
これから画像の加工、編集に加えて「写真の撮り方」を講座の内容に入れてみ
ようと探してきた入門書です。簡単にこの本の言わんとしているところをまとめ
てみました。これをすいすいと読んで判る人には不要な講座になりますね。??
が連発する人。?の人を対象に考えて講座の内容にしてみたいと思います。時代
が進んでカメラも賢くなって、何でも簡単の美しく撮れるようになってきました
が、やっぱり写真は「一に構図」「二にピント」「三、四がなくて」「五に露出
」ですね。
「一に構図」だけは今の所、自動でやってくれない。今後やってくれるかな?
安い本ですので、デジカメを使っている人はマニアルを読むよりもお薦めの本で
はないでしょうか?
いい写真をとるための基本7箇条
1.撮影の目的、テーマを決める(何を写したいか)
2.表現方法を工夫する(どのように写したいか)
3.撮影範囲を決める(どこからどこまで写せばいいか)
4.カメラアングル、ポジションを探す(どの確度から写すか)
5.画面を整理整頓する。構成する(画面全体のバランスを考えているか)
6.シャッターチャンスを狙う(どしどしシャッターを切る)
7.チェックする、再確認する(写した写真を液晶モニターで見る)
写真の撮影で大切なこと
「一に構図」「二にピント」「三、四がなくて」「五に露出」
ピントと露出はカメラが助けてくれるが、構図は助けてくれない。
写真を撮ることは構図をどうするか?が決め手。
・三分割法(画面を九分割してイメージする)
上下左右の「線」に合わせる
線の交点に被写体を合わせる
九分割されたエリアに被写体を合わせる
「斜め対角線」にパターンを合わせる
・日の丸写真の構図はダメなの?
主題を写真の真ん中に写すことを日の丸写真という。
・縦位置で撮る、横位置で撮る
・風景を絵はがきのように撮る
広角レンズをつかう
絞りを絞り込む
ぶらさない
やや俯瞰気味にとる
ピントは手前3分の一
・銀塩カメラ(フィルム)との違いは
フィルムを気にせずいくらでも撮ることができる。フットワークよく気がつい
たらシャッターを押す。
気になる素材はすぐに写しておく。(枚数を気にしなくても良い)
・撮影する位置は
前後左右は気がつくが、上下はなかなか気がつかない。テーマに迫るためには
後1,2歩前に
・構図の基本は三つ
引き算
主題を大きく
背景整理