これはポーズ!
環境問題に積極的に取り組むとは思えない。
太陽光発電4万軒分、電気自動車1万台…電力10社が導入へ
http://www.yomiuri.co.jp/eco/news/20080919-OYT1T00603.htm東京電力や関西電力など電力10社は2020年度までに、太陽光発電を約30
か所で計14万キロ・ワット導入する計画を発表した。というニュースが読売新
聞のサイトに掲載されていました。
ちなみに地震で問題になっている柏崎刈羽原子力発電所1号機から7号機。7基の原
子炉が発生する合計出力は821万2千kW。東京電力の最大需要(ピーク)6000万kW
が必要。全国10社で平均1億5000万kW程度必要。太陽光発電のCO2排出量は原子力
発電の約2倍。石炭の発電に比べて1/20倍。
日本の電力会社は現在(2002年)、55基の原子力発電所を運転しており、原子
力発電総容量は4,958万kW(約34%)日本全体の発電所の総発電容量14582万
kWとなります。
と言うような事を考えると代替エネルギーを検討していかないけれど2050年とい
う40年後をターゲットに考えるには太陽光発電、風力発電などで実現するには遠
い遠い道のりになりそうです。CO2排出量を大幅に下げるには石炭、天然ガス、
石油を原料としている発電所を原子力発電所に転換していくしかなさそうです。
原子力発電所に対しては根強い抵抗がありますのでこれを突破するにはこれま
た大変。実際CO2削減というのは実現できないでしょう。まして昭和30年代の生活
レベルまで戻ることは猛反対でしょう。今の暮らしのレベル(サービス)を下げ
るということは出来ないでしょう。
結局、温暖化になった時の対策として昨日のテレビでも紹介されていたように山
形のサクランボ「桜錦」の生産者は北海道富良野に実験的にサクランボの畑を作
っている。佐渡島に温州ミカンの木を植えている人がいる。こんなことが実効あ
る対策では?
地球に優しいとか、環境問題に取り組んでいます。というのはポーズで終わるの
では。若しくは説得力のない政治力で強制される世界が浸透してくるのかも(こ
れは怖いですね。恐怖政治にならなければいいのですが)
参考資料
http://www.econ.keio.ac.jp/staff/myamagu/seminar_www/2002/papers/5th/ene_j.pdf