投稿者 スレッド: 環境問題はなぜウソがまかり通るのか  (参照数 366 回)

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環境問題はなぜウソがまかり通るのか
« 投稿日:: 3月 01, 2013, 02:48:53 pm »
書名 環境問題はなぜウソがまかり通るのか
著者 武田 邦彦
出版社 洋泉社
発行日 2007.03
価格 ¥952+税
 
環境問題、人権問題というと、一般的に反対しがたい雰囲気がありますね。地球
に優しいとか。ちょっと可笑しいと思っても何となく黙ってしまっていることが
多いのでは?
 そんな中で勇気ある発言をしている。また報道、政府、業界などの言っている
こと鵜呑みにしないためにも貴重な本では無いかと思います。
 良い資料を提供してくれていると思います。これをチャンスに環境問題を考え
て見るのも良いのではないでしょうか?
 ちょっとしたベストセラーになっている本、関西のテレビでは取り上げている
ようですが、関東は知らないですね。200ページ程度の本ですのですぐ読めます。
また分かりやすい本です。目から鱗ですよ。

書いてある内容をちょっと紹介すると(意訳しているところもあります。正確に
は原著を読んで下さい)

1本のペットボトルをリサイクルするには3本ペットボトルを作るだけの石油が
必要日本ではペットボトルを回収後、焼却してもリサイクルと見なされる
ペットボトルは51万トン消費され、24万トン回収、再利用(リサイクル)さ
れたのは3万トン。

1年間の石油の消費量は2.5億トン、33%が自動車、産業が15%、航空機
2%、それ以外発電所などの燃料消費に使われている。ペットボトルは0.1%。
ペットボトルを問題にする前にそれ以外の自動車等を数%減らすことを考える方
が先では。

温暖化の原因はよく分かっていないけれど、温暖化とはどういう事か?平均気温
15℃(現在)が何度上がれば???温暖化というのか?一応2050年に2℃
上昇して17℃になると予想されている。地球の歴史では10℃程度の変動は普
通のことだった。
 温暖化することで北極の氷が溶けると海水面が上昇するというウソ、コップに
氷をいれて溶かしても水面は上昇も下降もしない。(アルキメデスの原理)

 森林が増えると二酸化炭素が減るというウソ、植物も成長期には二酸化炭素を
取り込んで、酸素をはき出すが、成長が止まる。枯れると二酸化炭素を放出する
。(植物の一生でみれば増えもしないし、減りもしない)
 熱帯雨林の森がどんどんなくなっていること、紙の消費量とは関係がない。熱
帯雨林のパルプは紙の原料に向いていない。(ほとんど使われていない)
パルプ材のうち先進国のものが1.43億トン、開発途上国のものが0.277億トン

 ダイオキシン猛毒騒ぎ、ダイオキシンは猛毒ではない。焼鳥屋のおじさんは普
通の人の何倍ものダイオキシンを吸っている。

日本のゴミの90%が産業廃棄物、ゴミは分別してもゴミ、資源にはならない。
分別することで石油を消費することも考慮すると、少しも減らせることに寄与し
ていない。

分別していないゴミを回収しないというのは憲法違反。国民は納税の義務等はあ
るが、分別する義務はない。
 分別をしているしていないで隣近所の人が監視しあう窮屈な生活。これも環境
の悪化と考えられるでしょう。温暖化よりもっと重要な問題です。(監視社会?)

スーパーマーケットのビニール袋は石油の精製過程で袋に位しか使えないもので
作られている。分別の為のゴミ袋を作ることは業者への費用と、石油の消費を増
やすだけ。
 
分別しないでゴミ処理をやっていた時代の方が石油消費が少なかった。
石油はその内(50年後~)無くなるので環境問題で騒がれている温暖化、二酸
化炭素の排出は石油が使えなくなったら自然に解決する問題。

水素燃料は省エネではない。水素を作るために沢山の二酸化酸素を排出する。水
素は簡単に作れない。
 等々

リサイクル関連業界が政府、公共団体からの補助金などで潤っている。業界団体
は利権を離したくないので、「地球に優しい」を言い続けるのでしょうね。
下記のURLではこの本に使われているデータはねつ造という抗議をしています。
http://www.petbottle-rec.gr.jp/syoseki/index.html