渡辺和子という人
渡辺和子(ノートルダム清心学園 理事長)(86歳)という人がいます。「置かれた場所で咲きなさい」という著書でみんなに注目されるようになりました。小学校3年で9歳の時に父陸軍教育総監渡辺錠太郎が二二六事件で暗殺された。父の居間で1mのところで命を落としたのを目のあたりにした。という経験を持っています。現在ノートルダム清心学園理事長を勤めています。優しい言葉、わかりやすい言葉ではっと気づかせてくれる核心をつくことを言っています。ちょっと注目したい人です。
置かれたところこそが、今のあなたの居場所なのです。咲けない時は、根を下へ下へと降ろしましょう。
「時間の使い方は、そのまま、いのちの使い方なのですよ。置かれたところで咲いていてください」結婚しても、就職しても、子育てをしても、「こんなはずじゃなかった」と思うことが、次から次に出てきます。そんな時にも、その状況の中で「咲く」努力をしてほしいのです。
どうしても咲けない時もあります。雨風が強い時、日照り続きで咲けない日、そんな時には無理に咲かなくてもいい。その代わりに、根を下へ下へと降ろして、根を張るのです。次に咲く花が、より大きく、美しいものとなるために。
現実が変わらないなら、悩みに対する心の持ちようを変えてみる。いい出会いにするためには、自分が苦労をして出会いを育てなければならない。心にポッカリ開いた穴からこれまで見えなかったものが見えてくる。
希望には叶わないものもあるが、大切なのは希望を持ち続けること。信頼は98%。あとの2%は相手が間違った時の許しのために取っておく。「ていねいに生きる」とは、自分に与えられた試練を感謝すること。
人間一滴 置かれた場所で咲きなさい 渡辺 和子
http://www.youtube.com/watch?v=loGyOGuFoDcどんなことにも感謝しなさい
http://www.youtube.com/watch?v=2lvsyGti49Q自分を愛するということ
http://www.youtube.com/watch?v=3q38W0pdVkc渡辺和子・心をこめて生きる
http://shuchi.php.co.jp/article/1096ベルギー人の神父がシスター渡辺に送った英語の詩があります。
神が置いて下さった所で咲きなさい。
仕方がないと諦めてでなく「咲く」のです。
「咲く」という事は、自分が幸せに生き他人も幸せにするという事です。
「咲く」という事は、周囲の人々に 貴方の笑顔が
私は幸せなのだという事を示して生きる事なのです。
「神が私をここに置いて下さった。それはすばらしい事であり有難い事だ」と貴方の全てが語っている事なのです。
「咲く」という事は、他の人の求めに喜んで応じ、自分にとって有難くない人にも決して嫌な顔、退屈な態度を見せないで生きる事なのです。
(日本語訳・シスター渡辺和子)