シンポジウム「脱原発社会は可能だ!」
23日法政大学で行われました小出裕章さんの講演会を聞きに行ってきました。会場には立ち見も出るほど大勢の人々で熱気につつまれていました。予約をしておいたので聞きやすい席に着くことができました。小出さんの著作、動画などは拝見していましたが、やっぱり生で見たり、聞いたりするのは迫力が違います。また誠実な人柄が伺えました。今、大手メディア、世間では福島原発は収束していると考えている人も増えているようですが、とんでもない大きな問題で未だ未だ収束などしない。お伊勢さんの「赤福」、産地偽装問題などではヒステリックなほど大騒ぎをしていた。社長が辞任は当たり前。でも福島原発の問題は少しでも隠す、たいした問題ではない。小さな小さな問題と思わせるような報道管制が敷かれています。本当の事はもっともっと重大な問題です。ちなみにこの脱原発という言葉に小出さんは自分は反原発だ。今も昔もこれからも反原発を貫くとおっしゃっていました。ずっと主張の変わらないところは小出さんの著書を読むとわかると思います。当日の動画が下記にアップロードされています。参考まで
シンポジウム「脱原発社会は可能だ!」
日時:2011年9月23日(金)13:30~17:00
会場:法政大学富士見キャンパス ボアソナードタワー26階スカイホール
参加費:800円
1.基調講演:福島原発はいまどうなっているのか
小出裕章(京都大学原子炉実験所助教)
2.パネルディスカッション「脱原発社会をどう創るか」
吉原毅(城南信用金庫理事長)
纐纈あや(映画監督)
明峯哲夫(農業生物学研究室主宰)
小出裕章(京都大学原子炉実験所助教)
コーディネーター
大江正章(コモンズ代表、PARC代表理事)
■パネリスト紹介
●小出裕章さん
1949年、東京都生まれ。東北大学工学部原子核工学科卒業後、同大学院修了。1974年から京都大学原子炉実験所助手(現在は助教)。愛媛県の伊方原発訴訟では住民側証人をした。著書に、『原発のウソ』(扶桑社新書、2011年)、『放射能汚染の現実を超えて』(河出書房新社、2011年)、『隠される原子力 核の真実』(創史社、2011年)など。
●吉原毅さん
1955年、東京都生まれ。1977年、慶應義塾大学経済学部を卒業し、城南信用金庫に入庫。懸賞金付き定期預金など新商品の開発や広報などに従事する。企画部長、常務理事・市場本部長などを経て、2010年より理事長。
●明峯哲夫さん
1946年、埼玉県生まれ。北海道大学大学院農学研究科博士課程中退。消費者自給農場「たまごの会」の創設運動に参加して以来、一貫して自給にこだわり続けるとともに、人間と環境、人間と生物のあるべき関係について考察してきた。著書に、『ぼく達は、なぜ街で耕すか』(風涛社、1990年)、『都市の再生と農の力』(学陽書房、1993年)、『街人たちの楽農宣言』(編著、コモンズ、1996年)。
●纐纈あやさん
1974年、東京都生まれ。自由学園卒業。2001年ポレポレタイムス社に入社し、映画『アレクセイと泉』(2002年)の製作・配給・宣伝に携わる。映画『ナミイと唄えば』(2006年)のプロデューサーを経て、フリーに。『祝(ほうり)の島』(2010年)は監督としての最初の作品。
録画
小出裕章氏の講義&パネルディスカッション
http://www.ustream.tv/recorded/17446156パネルディスカッション
http://www.ustream.tv/recorded/17448379京都大学原子炉実験所原子力安全研究グループ(Nucler Safety Research Group)
http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/index.html原子力安全問題ゼミ
http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/seminar/100/NSRG_ZEMI.htm