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置かれた場所で咲きなさい
« 投稿日:: 4月 30, 2014, 07:46:16 pm »
書名:置かれた場所で咲きなさい
著者:渡辺 和子
発行所:幻冬舎
発行年月日:2012/4/25
ページ:157頁
定価:952円+税

話題になった本です。著者は2・26事件の時父教育総監・渡辺錠太郎が暗殺された和室で一緒にいたという経験を持つ。
著者の体験を踏まえつつ、人の生き方のヒントを示唆してくれる。一章ごとにこころに響く言葉で纏めている。毎日を「私の一番若い日」として輝いて生きる。苦しいからこそ、もうちょっと生きてみる
人はどんな場所でも幸せを見つけることが出来る。易しい言葉で当たり前のことを言っているがその奥には深い深い思惑が潜んでいる。人生を楽しむことの出来る本では?

渡辺和子語録
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「自分と仲良く生きる」といい。
好きな自分と四六時中一緒にいる人は、自然と笑顔が多くなり、
言葉から刺がなくなり、相手の言葉をふんわりと
受け止めることができるようになるから不思議です。

女性が、一日の間に鏡をのぞきこむ回数ほどに、
自分の心をのぞきこみ、内省し、
心の手入れを怠らなかったならば、
どんな高価な化粧品や装身具も与えることができない美しさが、
いつしかその人に備わることでしょう。
それは年とともに色あせるどころか、
むしろ深まっていく「美しさ」なのです。


人間は寂しさの中で成長します。
寂しさを感じない時には気づかなかった自分の無力さと限界を知り、
他人と自分の間に横たわる
必然的な距離について考察するようになります。
寂しさの苦杯をなめて、はじめて、
他人もまた味わっている孤独感への
やさしいいたわりの心を育てることができるのです。

人生はいつもいつも第一志望ばかりを歩けるものではありません。
そして必ずしも、第一志望の道を歩くことだけが、
自分にとって最良と言えないことだってあるのです。

水にさざ波が立ち、平静でない時、
そこに写る月が歪んで見えるように、
私たちの心が歪んでいる時、
そこに映るすべてのものが歪んで見えてしまうのです。
こだわりは心を歪めるものなのです。