ピンポン会話、ぼけとつっこみについて
ニュースは標準語の方が判りやすい。一人でしゃべる言葉標準語が向いている。ところが会話にはやっぱり大阪弁が向いてる。
例として下記の場面では
1.猫が池にちゃぽんと落ちました。(標準語)
2.ちゃぽんと落ちたんですわ 猫が 池に(大阪弁)
「なにが どこで どないしたんや」という会話の成り立つ話し方が出てくるところが大阪弁(或いは関西の言葉)。
「ぼけとつっこみ」成り立つ会話、会話を楽しむことが出来る言葉としては大阪弁の方が向いている。ネットワークのやり取りでも会話言葉の方が向いているのですが、どちらかというと標準語的な言い方をすることが多いし、そうしないといけないと思われている節がある。標準語は論理的な書き言葉に向いている。したがって「つっこみ」を入れると「いちゃもん」をつけたように思われ思わぬところからバトルのやり取りになってしまう。
言葉の持っている本質的なところ、この大きな違いがあるように思う。したがってメーリングリスト、チャットなどはどちらかというと会話言葉で進行していく方が、お互いの気心などがわかってなじみやすいと思います。実際にあっての会話、電話での会話ではそんなに大きなトラブルにならない。ところが文章になったとたん、非常にガードの堅いどこからも、文句が出ない文章を書かなければと気負いが目立ってくる。そうすればするほど、コミュニケーションを図る場から段々遠ざかっていってしまう。交流の場としてネットワークコミュニティを形成するためには文語文の世界ではなく、口語文をもう一度じっくりと見直して行くことも必要ではないでしょうか?
関西のネットワークコミュニケーションと、関東のネットワークコミュニケーションの比較してみると面白いのではという気がします。 戦後のNHKの全国一斉の標準語?放送のおかげで、非常に微妙な言い回しなどの言葉は地元でもなくなってきているが、その微妙なところに言うに言われぬ大事なコミュニケーションのエッセンスが詰まっているのではないでしょうか?このあたりをもう一度見直してみていくと面白いのでは?
大阪では、物珍しい、人と変わったことをするやつを「おもろい奴」ということで許容する風潮がありますが、ネットワークコミュニケーションでもこれは必要なことではないかと思います。