書名:1Q84 Book2 (7月-9月)
著者:村上 春樹
発行所:新潮社
発行年月日:2009/5/30
ページ:500頁
定価:1800円+税
村上春樹のベストセラーということでたまたま図書館で見つけた1Q84を読んでみた。
1949年にジョージ・オーウェルは、近未来小説としての『1984』を刊行した。そして2009年、『1Q84』は逆の方向から1984年を描いた近過去小説である。そこに描かれているのは「こうであったかもしれない」世界なのだ。私たちが生きている現在が、「そうではなかったかもしれない」世界であるのと、ちょうど同じように。
虚構の世界を描いていて、常に第三者的な視点で描いている。したがって読む方は中々その小説の中に入っていけない。共感とか感動というものが感じられない。虚無の世界そんな世界に導いてくれるがどうも苦手だ。1984年列車が切り替えポイントを通過した時1Q84年の世界に普通の人には見えない月が2つ昇ってくる世界が開ける。その中でおこる様々な出来事。それは現世界の写しであったりなかったり。でもついていくのがしんどい世界。どうしてこれがベストセラーになるのかよく分からない。Book1~4まで発行されているようです。機会があったら読んでも良いかな。