「熱中症で死亡する人の数が2012~21年に年間54万6000人に達した」とありますが、この間に世界では何人の人が死んでいて、率にしたらどれくらいになしますか?
熱中症死者、世界で年55万人 90年代から6割増加 国際研究(時事通信) - Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/b4c0d05003f4c8bef530d9980f4ce25c7a8e5ded「熱中症で死亡する人の数が2012~21年に年間54万6000人に達した」とありますが、この間に世界では何人の人が死んでいて、率にしたらどれくらいになりますか?
まず、根拠となる数字を確認します。
2012~2021年(10年間)に熱中症(おそらく「熱関連死」)で死亡した人が年間 約 54万6千人 に達した、という報道。
World Health Organization(WHO)などの国際機関のデータによると、2000~2019年の期間において「年間約 489,000 人(約49万) の熱関連死がある」との推計があります。
世界の年間総死亡数(全死因)については、例えば 2021年にはおおよそ 6,800万件(約6,800万人) の死亡があったとの報告があります。
それをもとに「率(割合)」を概算します。
概算の計算
年間熱関連死数:約 54.6 万人= 546,000 人/年
年間全世界の死亡数:約 6,800万人= 68,000,000 人/年
割合 = 546,000 ÷ 68,000,000 ≈ 0.00803 = 0.803%
つまり、年間の全死亡数のうち約 0.8% が熱関連死という計算になります。
(※実際の年間全死亡数や熱関連死の定義・集計方法には変動・誤差がありますので、「おおよそ1%以下」という見立てとなります。)