投稿者 スレッド: JPCZ(日本海寒帯気団収束帯)とは?  (参照数 16 回)

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JPCZ(日本海寒帯気団収束帯)とは?
« 投稿日:: 2月 04, 2025, 10:54:39 pm »
JPCZ(日本海寒帯気団収束帯)とは?

JPCZは、Japan sea Polar air mass Convergence Zone の略で、日本語では「日本海寒帯気団収束帯」と訳されます。これは、シベリア方面から吹き出す非常に冷たい寒気が、日本海上で水蒸気を大量に含みながら流れ込み、本州付近でぶつかり合うことで発生する現象です。

JPCZが大雪の原因となる理由:
水蒸気の供給: シベリアからの寒気が日本海を通過する際に、海面から大量の水蒸気を吸収します。
収束による上昇気流: 日本海上で流れ込んだ寒気が本州付近でぶつかり合うと、空気は行き場を失い、強制的に上昇します(収束)。
雲の発生と発達: 上昇気流によって持ち上げられた水蒸気は、上空で冷やされて雲となり、さらに発達して雪雲となります。
集中豪雪: 発達した雪雲が、山地などにぶつかることで雪を降らせ、同じ場所に雪雲が停滞することで集中的な大雪をもたらします。

JPCZと大雪の関係:
JPCZは、特に日本海側の地域において、大雪を引き起こす主要な原因の一つと考えられています。JPCZが形成されると、狭い範囲に集中的に雪が降るため、短時間で積雪が急増し、交通障害や雪崩などの災害が発生する可能性があります。
天気予報では、JPCZの形成状況や予測に基づいて、大雪の可能性について注意喚起が行われます。JPCZに関する情報を把握しておくことで、大雪に対する備えをより効果的に行うことができます。

大雪の原因 JPCZ=日本海寒帯気団収束帯とは 気象庁も警戒 - NHK
https://www3.nhk.or.jp/news/special/saigai/basic-knowledge/basic-knowledge_20221201_01.html