キャッシュレスの勝者は、結局、クレジットーカードということになる(大原 浩) | マネー現代 | 講談社
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/96323?imp=0現金(紙幣)は、日本銀行法第46条第2項によって、「日本銀行が発行する銀
行券は、法貨として無制限に通用する」(硬貨は少々異なる:「日本銀行公表
資料・広報活動」)と定められている。
つまり、その帰結として、現金払いを希望する顧客を店側が拒んだら「違法」
ということになる。だから、最近話題になるキャッシュレス専用店舗の合法性
については、疑問の余地があるのだ。ちなみに、スーパーではキャッシュレス
専用レジが設置されているが、現金払い可能なレジも併設されているので問題
が無いと考える。
交通系カードのスイカなどがキャンペーンなどしなくても爆発的に普及したの
と同じように「顧客の利便性」を向上させたことが鍵である。大量のポイント
還元など無くても、いちいち切符を購入する手間が省ければ、消費者は喜んで
スイカを利用する。
逆にペイペイが異常ともいえるポイント還元キャンペーンを連発したのは、利
便性の低さの象徴といえよう。おまけ付き販売で売った商品は、おまけが無く
なれば消え去っていく可能性が高い。