「親死ぬ 子死ぬ 孫死ぬ」 一休禅師
「親が先に死んで、その子が親になって死に、その孫が親になって死んでいく、つまり年をとったものから死んでいく、それが一番めでたいことではないか。それが、可愛い孫が先に死んだらどうか、これほど悲しいことはないではないか。世の中順番通りにいくことが一番めでたいことだ」
蓮如上人も「人間の一生はまるで稲妻か、朝露のようにはかないものであり、老いたるものも、若いものもその年齢に関わらず、無常の風が吹けば、滅びていかねばならない老少不定の身である」といのちのはかなさを示しています。私の「いのち」は明日をも知れぬ、無常の「いのち」です。きびしいけれどこの現実をはっきり見極めなければなりません。限りある人生をどのように生きていくのか。を導いて行くのが親のつとめでは、いや先人かな
『祇園精舎諸行無常の響きあり』と述べられているように『生まれたものは必ず死に、作られたものは、いつかは壊れる』平家物語
門松は 冥土(めいど)の旅の一里塚
めでたくもあり めでたくもなし 一休禅師
咲くも無心
散るも無心
花は嘆かず
今を生きる
「今を生きる」 坂村真民