投稿者 スレッド: 知ることより、好きであること、そして楽しむこと(知好楽)  (参照数 941 回)

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知好楽

知ることより、好きであること、そして楽しむこと


『子曰く、これを知る者は、これを好む者に如かず。
これを好む者は、これを楽しむ者に如かず』

「これを知っているだけの者は、これを愛好する者におよばない。
これを愛好する者は、これを真に楽しむ者にはおよばない」


『論語』(雍也(ようや)篇)に「知之者、不如好之者。好之者、不如楽之者

(これを知る者は、これを好む者に如かず、これを好む者は、これを楽しむ者に如かず)」という言葉があります。

略して「知・好・楽」(ち・こう・らく)といいます。

「何事をやるにしても、知ってるだけの人より好きである人が勝っており、更に好きだけの人より楽しむ人が勝っている。

つまり何事も楽しんでやる人にはかなわない」ということです。仕事についていえば、先ず仕事が好きになることです。
好きになって楽しくなれば自然と沢山仕事をするようになるし、沢山仕事をすれば上達もします。
最初から上手と云われる人はいないですが、好きになって楽しくなれば自然と上手になるということです。

どの職場でも一生懸命取り組んでいるがなかなか成果が出ないのが「改善活動」です。
実は、改善活動を成功させるカギも「楽(らく)」なのです。

改善活動とは、難しく言えば、目的をより良く達成するための方法選択・方法変更を考え・実行することですが、悪く言えば如何に「手抜き」するかを考え・実行することです。

分かり易く言えば、如何に「楽(らく)」するかを考え・実行することこそ、改善活動の本質であり、成功の秘訣なのです。

もし、職場に「手抜きは怪しからん」とか「楽をしようなど言語道断」などと言う方がいれば注意して下さい。