投稿者 スレッド: 『戦争と人間』  (参照数 695 回)

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『戦争と人間』
« 投稿日:: 10月 21, 2020, 02:31:33 pm »
『戦争と人間』

先日来、映画『戦争と人間』をAmazonプライアム(無料)で観た。3時間を超
す作品3本、途中眠くなるを我慢しながら、何とか1本を見終わると、2本目か
らは慣れたのか眠くならなかった。20代の頃に一度見たことがあるが、随分忘
れていることが多かった。当時の俳優、女優が総揃いで豪華な出演者です。そ
してそれぞれ若い、綺麗です。また映画のセットも贅沢で衰退産業化しだした
映画の最後の意地で撮った感じのする力作です。

ちょっと左翼、戦争反対者的視点が強調されすぎていて財閥は悪、軍隊は悪と
いう感じの濃い作品です。ちょっと色眼鏡の色を変えながら観た方が良いかも
しれない。でもこれも一つの記録、思想として残っていくモノでしょう。戦後、
戦争中、戦前の真っ黒史観で何でも悪という視点をベースに作られている感が
強い作品。

『戦争と人間』は、1970年(昭和45年)から1973年(昭和48年)にかけて公開
された3部作の日本映画である。日活製作。監督は山本薩夫。

五味川純平の同名大河小説『戦争と人間』の映画化作品で、日本映画としては
同じく五味川の小説を映画化した『人間の條件』の9時間31分に次ぐ9時間23分
の長さを誇る、日活製作による戦争大河超大作である。

戦争と人間 第一部「運命の序曲」
https://www.nikkatsu.com/movie/21199.html

軍国主義が台頭しはじめ、軍人と手を握る新興財閥の人間模様を中心に、満州
を舞台にくりひろげられる複雑多岐な人間群像ドラマ。

戦争と人間 第二部「愛と悲しみの山河」
https://www.nikkatsu.com/movie/21258.html

昭和6年の満州事変から12年の盧溝橋事件までを背景に、全面的戦火の時代に
突入していこうという動乱期に愛と正義を至上のものとして生きようとする俊
介と人妻狩野温子の劇的恋愛を中心に様々な人間模様を描く。


戦争と人間 第三部「完結篇」
https://www.nikkatsu.com/movie/25230.html
昭和12年12月の南京大虐殺をはじめ、日本の中国侵略戦争が激化していく中、
伍代家の次女・順子(吉永小百合)と秘密裡に結婚した耕平(山本圭)は出兵
し、そこで日本軍の非道な実態を目の当たりにしながらも、身をもってあがな
い続ける。一方、伍代家の次男・俊介は戦場の第一線に身を投じ、やがてノモ
ンハンでソ連軍と熾烈な戦いを繰り広げることになる…。

当初は4部作として構想されながらも諸所の事情(日活の台所事情映画不況の
時代)で3部にて完結となった戦争超大作。
« 最終編集: 10月 21, 2020, 02:33:48 pm by admin »