投稿者 スレッド: 大人の眼と子供の眼  (参照数 176 回)

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大人の眼と子供の眼
« 投稿日:: 4月 19, 2020, 04:10:45 pm »
書名:大人の眼と子供の眼
著者:水上滝太郎
発行所:改造社
発行年月日:1923
青空文庫
定価:0円

水上滝太郎と言う人は初めて知った過去の人、明治生命の創業者阿部泰蔵の四
男で、明治生命の社員と作家の2足のわらじを履いていた人だとか。

子供の頃に見た馬車に乗った山本権兵衛のかっこよさに憧れたり、自分の父の
月給は知らないけれど、100円の月給取りに憧れをもって、大きくなったら100
円の月給取りになるのだと思い込んでいた。でも叔父から父親の月給は100円
より遙か上だと後日聞いて、こどもの頃の思いと世間知らず、了見の狭さを思
い知る。誰でも抱く子供の眼、そして大人の眼を描いた短編です。明治、大正
の様子が見えてくる。短編の内にも人を引きつける文章力、昔の人は文章がう
まいと思う。

水上 瀧太郎(みなかみ たきたろう、1887年12月6日 - 1940年3月23日)は日
本の小説家、評論家、劇作家。本名は阿部章蔵。明治生命の創業者阿部泰蔵の
四男として生まれる。

水上滝太郎 大人の眼と子供の眼
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