投稿者 スレッド: 「あいまい」の知  (参照数 367 回)

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「あいまい」の知
« 投稿日:: 3月 28, 2013, 07:49:36 pm »
書名:「あいまい」の知
著者:河合 隼雄 中沢 新一
発行所:岩波書店
発行年月日:2003/3/25
ページ:306頁
定価:2800 円+ 税

科学技術、数学、宗教学いろいろな学問が進んで何でもよく分かってきたように思われるかもしれないけれど知った知識が増えれば増えるほど知らないこともそれに比例して増大している。分からないことがいっぱい。そして簡単に答えを断定できない問題が増えてきた。そこに近年注目されている「あいまい」という概念、最新の科学であってもやっぱり「あいまいな」部分がある。そして永遠に「あいまい」とつきあっていかないといけないようだ。知らなかった時は簡単に人類はいろいろなものを分析、解析して名前付ける。レッテル貼りをしたきた。そして何でも分かったような気なっていたが、実は分かったことは本の少し、学問レベルが上がれば上がるほど無知ということを思い知らされる。河合隼雄と中沢新一の対談が面白い。

本書紹介文
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 近年「曖昧」という概念が注目を集めている.曖昧さの本質,その可能性をめぐって,自然科学と人文科学の世界的な研究者により国際日本文化研究センターで3日間にわたり行なわれたシンポジウムの記録をもとに,新たな執筆者を加え書き下ろす.複雑系から,創造の理論まで,21世紀的知のゆくえを問う画期的な論集.