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原三溪の美術 伝説の大コレクション
« 投稿日:: 7月 20, 2019, 09:45:31 pm »
原三溪の美術 伝説の大コレクション

今日は曇り空、幸い雨には降られなかった。いつもの年だと三渓園に蓮の花の
写真を撮りに行っている時期なのですが、天候不順で止めた。雨に降られても
大丈夫なところに変更しました。それは「横浜美術館」今「原三溪の美術 伝
説の大コレクション」展をやっています。国宝・重要文化財30件超!神奈川県
の国宝、重要文化財の大半が原三渓が集めたもの。

今でも原三渓を越える文化人はいない。特に横浜には皆無かな??文化のなん
たるかを知らない人が多いから是非とも原三渓コレクションを見て感じて欲し
い。幸い土曜日は高校生以下は無料になっている若い人が結構来ていた。井上
馨から1万円で買った国宝「孔雀明王像」も8月9日まで展示されている。井上
馨はどうして手に入れたのでしょう?ちょっと興味をそそられます。江戸時代
の光琳、円山応挙などの名品も見応えのある作品が沢山あります。時代時代の
著名な作品が原三渓の分類ターゲットに沿って集めてあります。

また作品目録が随所に展示してあって、いついくらで購入したか?なども判る。
明治になってフェノロサ、岡倉天心が美術学校の設立、廃仏毀釈(人類史上最
大の凡愚)で失われた作品の収集などに力をいれた。その縁で日本画を学ぶ人
たち下村観山、横山大観、小林古径、狩野芳崖らの後輩達の衣食住の面倒を見
て三渓園で、実物の作品を勉強用資料として惜しみなく提供している。原三渓
の作品も沢山ならべてあったが、玄人はだし程度かな。素人離れはしているけ
れどやっぱりプロからはほど遠い。でも漢書、書はすごい。それよりやっぱり
原三渓の特徴は作品の目利きが出来て、それをテーマに沿って集めたところが
すごいと思う。今後こんな人は出てこないでしょう。横浜美術館は何年ぶりか
で久々に行ってみました。11時頃入場したのですが、あまり人は多くなく、中
学生、高校生がグループで目立つ程度で、比較的空いていましたのでじっくり
と鑑賞してくることが出来ました。人が少ないので必要以上に冷房が効いてい
てかなり寒い感じでした。富岡鉄斎、雪舟の作品などいつまでも見ていたい誘
惑に駆られます。

原三溪の美術 伝説の大コレクション 
横浜美術館開館30周年記念 生誕150年・没後80年記念
|横浜美術館|2019年7月13日(土)〜9月1日(日)
https://harasankei2019.exhn.jp/