投稿者 スレッド: 共鳴  (参照数 285 回)

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共鳴
« 投稿日:: 8月 24, 2017, 10:21:31 pm »
書名:共鳴
著者:堂場 瞬一
発行所:中央公論新社
発行年月日:2011/7/25
ページ:314頁
定価:1,500 円+税

「引きこもり」「介護」の問題にふれながら「家族」のあり方を問いかけた作

麻生は元刑事で74歳、時たま持ち込まれる近所の事件などを調べている、現在
は「防犯アドバイザー」という肩書きで市民の相談にのったりしている。孫の
新城将21歳が大学にも行かず、家に引きこもってばかり。強引に将をアパート
から拉致してきた。麻生と将が共同生活を始めた矢先、近所の高校生から「両
親が祖母を安楽死させたのではないか」と悩みを打ち明けられた。やる気のな
い将をアシスタントにして調査を始めるが。警察小説のひとつ変形の家族小説
か。いまではどこにでもある「介護」と「家族」を深く考えさせられる小説で
す。