投稿者 スレッド: 王禅寺村御用留  (参照数 338 回)

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王禅寺村御用留
« 投稿日:: 7月 30, 2017, 10:16:14 pm »
 書名:王禅寺村御用留 文久四甲子年
      研鑽之足跡第四集
 著者:青葉区古文書之会/編
 発行所:青葉区古文書之会
 発行日:2013/6
ページ:150頁
定価:非売品

書名:王禅寺村御用留 慶応二丙寅年
      研鑽之足跡第五集
 著者:青葉区古文書之会/編
 発行所:青葉区古文書之会
 発行日:2016/7
ページ:168頁
定価:非売品

「御用留」は、江戸時代、領主や代官からの触達などの「御用」が記された廻
状を、名主など村役人が書き留めた帳簿です。「御用」の他に、村からの上申
文書が控えとして記録されているものもある。文久四甲子年(1864年)、慶応
二丙寅年(1866年)の「御用留」を青葉区古文書之会が読み解いたものです。

王禅寺村は現在の川崎市麻生区の村です。近世初期は二代将軍秀忠の正室、崇
源院(お江)の化粧料だったと伝えられる。その後1633年に増上寺領御霊屋料
になった。383石(旧高旧領取調帳)とある。

上に原文、下に釈文の構成で原文通りの文字数、改行されているので、非常に
わかりやすく作ってある。両資料とも「王禅寺村 名主 志村文右衛門」の御
用留となっている。幕末の伝達系統、指示系統などが良くわかる資料です。王
禅寺村だけではなく、近隣の内容もあって興味深い。