投稿者 スレッド: ヤクザと原発 福島第一潜入記  (参照数 293 回)

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ヤクザと原発 福島第一潜入記
« 投稿日:: 3月 01, 2013, 10:57:42 pm »
書名:ヤクザと原発 福島第一潜入記
著者:鈴木 智彦
発行所:文藝春秋
発行年月日:2011/12/20
ページ:262頁
定価:1500円+税

著者が「ニコニコ動画」で「この本は図書館で借りて読んで下さい。買ってまで
読まなくもいいよ」といっていた。そこで図書館に予約して4ヶ月漸く手にしまし
た。昨年の7月~8月に掛けて約一ヶ月福島第一へ作業員として潜入した著者のレ
ポートです。著者は暴力団(ヤクザ)の世界のレポートを得意とするレポーター
。原発とヤクザについて興味ある。原発は地元のヤクザにとっては儲かる商売。
「電力会社と交渉して、ゼネコンと話を付けて、地元の土建屋に仕事を振る」こ
んなことは表社会のビジネスでは中々出来ない。そこで必要なのが代紋、これな
しでは上手くいくものも上手くいかない。裏社会の実態を暴露している。暴力団
対策法は西高東低、九州特に福岡あたりは警察、地元ともに暴力団に対しては強
力に対抗しているが、東の東北ではまだまだ甘い。3.11以後の原発事故後の福島
第一にも裏社会のヤクザが暗躍する余地が一杯。そんな実態をレポートしている
。表からだけの報道では分からないことがいろいろ見えてきて面白い。