酒・ギャンブル・女からネット・トレード・自分探し
昔、東京大学教養学部の講師として迎えられた岡田斗司夫氏が週刊SPA!の取材に
面白い事を答えています。現代の大人が捨てるべきもの、20世紀は「酒・ギャン
ブル・女」だった。これからは「ネット・トレード・自分探し」だと。氾濫する
情報についても一家言ある。何気なく普段思っていたことを上手くまとめてくれ
ている。共感するところがある。情報処理を上手くしている人は本を読んでいる
。ネットを有効に使っている人もやっぱり本を読んでいる。本は主食。ネットは
おやつ。栄養剤。手軽に取れる情報はやっぱり底が薄い。実力を蓄積するにはネ
ットでは無理。自分で体験、経験して自分の中に醸成しておかないといけない。
情報の価値(質)
・自分の体験したこと、経験したこと
・他の人の体験したこと、経験したこと
・本で読んで勉強したこと。(自分で)
・ネットで読んだこと。聞いたこと
価値のあるものから並べている。ところが儒教の影響か、西洋哲学の影響か体験
経験ではなく頭で考えた理論(理屈)が崇高なものと考えられるようになってき
た。学問が絶対視されて「??神話」が作られてきてそれに異論を唱えることも
出来なくなってしまった。でも事実が教えてくれる。
高齢社会は経験、体験の宝庫。高齢者が今やるべきことは実は自分の経験、体験
を次世代に伝えること。変な説教より、淡々と自分の体験、経験を語る。綴る。
子どもに、孫に、そして若い人達に、そんな仕事が世間の先輩たる高齢者に課せ
られた宿命では。
私が18歳の頃、東京大学安田講堂に警官隊が突入して東京大学の入試が中止にな
った。その頃もやっぱり先の見通しが立たず、大変だ大変だと騒いでいた。お先
真っ暗と。そして核家族化が進行していて「絆」というキーワードも称えられて
いた。今も昔も変わらないことが一杯あるのですね。体験、経験のエッセンスを
分析すると進むべき道が見えてくるように思う。
「現代のオトナが捨てるべきこと 『ネット、トレード、自分探し』」 - 岡田斗
司夫公式ブログ
http://blog.livedoor.jp/otakingex/archives/51303573.html