投稿者 スレッド: 遊部  (参照数 278 回)

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遊部
« 投稿日:: 3月 01, 2013, 07:18:42 pm »
書名:遊部(上)
著者:梓澤 要
発行所:講談社
発行年月日:2000/2/21
ページ:354頁
定価:1900円+税

書名:遊部(下)
著者:梓澤 要
発行所:講談社
発行年月日:2000/2/21
ページ:383頁
定価:1900円+税

 時は戦国時代、松永弾正が東大寺を焼いてしまう。このとき大仏の炎上してし
まう。(この物語では松永弾正が焼いたのではない。濡れ衣説をとっている)東
大寺には遊部と呼ばれる奈良時代から正倉院の宝を守っている一族がいた。織田
信長によって正倉院の香木「蘭奢待」を切り取って部下に与えてしまう。それを
遊部の人達が一人ずつ探しながら取り戻していくという物語。足利将軍から徳川
家康の江戸時代までを通覧しながら物語が進む。一人一人の英雄も歴史を通して
見るとまた違った見え方がしてくる。お茶、能、狂言、香道などなかなか教養豊
かな物語です。