投稿者 スレッド: 白い巨塔 山崎豊子全集  (参照数 503 回)

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白い巨塔 山崎豊子全集
« 投稿日:: 3月 01, 2013, 04:26:15 pm »
書名:白い巨塔(1)山崎豊子全集6
著者:山崎豊子
発行所:新潮社
発行年月日:2004/06/10
定価:4935円

書名:白い巨塔(2)山崎豊子全集7
著者:山崎豊子
発行所:新潮社
発行年月日:2004/07/10
定価:4935円

書名:続白い巨塔 山崎豊子全集8
著者:山崎豊子
発行所:新潮社
発行年月日:2004/08/10
定価:4935円

最近山崎豊子の映画が話題になっていますね。「不毛地帯」「沈まぬ太陽」両方
とも未だ読んでいないのですが、今回は白い巨塔を読んで見ました。大抵ベスト
セラーは殆ど読まない(特に流行っている頃は)後で図書館から借りて読むとい
う読書スタイルです。買うほどの本でもないというのが理由ですが。この本は医
者の誤診を何処まで追求できるか?国立大学の医学部の縦割りかした官僚組織。
組織を維持するための膨大な内部エネルギーなど鋭くついた作品です。医療の診
療シーンなどよく調査されていると思います。またさもノンフィクションのよう
な形式をとっているので、具体的なモデルがどこの大学の話か想定できるような
書き方で、ある意味ちょっと世間を騒がせる意図も感じられる。著者の狙いに物
語がデフォルメされている(小説は仕方がないところがあるが)しかしちょっと
社会派の作品としてはちょっと。あくまでフィクションとして楽しめるところが
少ない気がする。ここが山崎豊子の限界か?