投稿者 スレッド: 正しく知る地球温暖化 誤った地球温暖化論に惑わされないために 地球温暖化を真剣に考える  (参照数 432 回)

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書名:正しく知る地球温暖化
  誤った地球温暖化論に惑わされないために 
  地球温暖化を真剣に考える
著者:赤祖父俊一
発行所:誠文堂新光社
発行日:2008/7/7
定価:1400円+税

 著者はアラスカ大学国際地球圏研究センター所長を務めたこともある、オーロ
ラを地球電磁磁気学や北極圏研究の世界的権威。IPCCと報道は炭酸ガスによる地
球温暖化問題をサイエンス・フィクション(科学的架空物語)を作りあげてしま
った。温暖化問題の映像として氷河の末端で大きな氷塊が水しぶきを上げて落ち
るところが撮されるが、氷河は氷の河なのである。いままで永遠と繰り返されて
きた景色。それをさも温暖化で起こっていることのようなシーンを撮す。自然現
象に過ぎないということを見ている人は判らなくなってしまう。(洗脳)科学者
ゆえにIPCCのデータ、論旨などを詳細に細かなデータを元に納得いく形で反論し
てくれている。ちょっと難しすぎる嫌いもあるが、でも科学的に反論するにはこ
の程度は必要なのでしょうね。コンピューターシュミレーションについても信用
できない原理を説明してくれている。コンピューターでシュミレートできる範囲
は本の少ししかないということを知っている人にとっては当たり前のことでも、
普通の人はコンピューターでシュミレーションしたところ100年後○○℃、温
度上昇しますと言われると信用してしまう。またシュミレーション結果をさも正
しいと見て貰うために小数点以下の数字まで入っている。(さも精度がわかって
いるように)こまければ良いというものでもない。著者は現在の温暖化の大部分
は自然変動、小氷河期からの回復過程と言いきっている。世界の中で真面目に炭
酸ガス削減に取り組んでいるのは日本だけ、大騒ぎしているのも日本だけ、4,
5年すれば全く話題にもならないか。英国が当初原子力発電所を推進しようとし
て、作り出した地球温暖化の犯人「炭酸ガス」が段々いろいろなものをまといな
がら科学的架空物語に成長してきたのか?科学者として黙っていられなくって出
てきた感がある。IPCCの議論が幼稚すぎる。と暗に言っているように感じる。大
勢で検討したか正しい。科学は多数決ではない。自明のことですね。

(本文より)
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IPCCのレポートには重大な誤りがある。いま進行している地球温暖化のほとんど
は、地球の自然変動である。地球温暖化という都合の良いプロパガンダに踊らさ
れてはいけない。
日本の現在の状態は「米国前副大統領アル・ゴアを救世主として温暖化狂想曲で
踊っており、報道はその調子を鼓舞して太鼓を叩いている。」とでも表現しよう
がない。
自然は我々が理解しているものより、はるかに複雑きわまりないIPCCのように自
然がすべてわかっているとするのは、スーパーコンピュータを信頼しすぎる科学
者の奢りではないか。その意味で現在のスーパーコンピュータですべて理解出来
るとするのは「机上の空論」といえる。IPCCは自然を忘れてしまった。
炭酸ガスの温室効果による温暖化は世界にとっても、日本にとっても最重要、最
緊急問題ではない。地球温暖化が本当の危機ならこれは贅沢な危機である。優先
順序を誤ってはいけない。
日本は、まず自国に必要な将来のエネルギーと食料を確保する戦略を立てなけれ
ばならない。