投稿者 スレッド: 龍臥亭幻想  (参照数 494 回)

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龍臥亭幻想
« 投稿日:: 9月 02, 2015, 08:19:50 pm »
書名:龍臥亭幻想(上)
監修:島田 荘司
発行所:光文社
発行年月日:2004/10/25
ページ:312頁
定価:876円+税

書名:龍臥亭幻想(下)
監修:島田 荘司
発行所:光文社
発行年月日:2004/10/25
ページ:306頁
定価:876円+税

八年前の龍臥亭事件の続編、龍臥亭事件を読んでいないのでちょっと理解しづらいところもあったが、その時の登場人物石岡和己、犬坊里美、そして加納通子にまたまた事件が起こる、雪に閉ざされた龍臥亭に関係者が再び集まる。そしてそこにおどろおどろしい事件が起こる。岡山県の新見市の近くの奥深い村に奇怪な伝説があり、その伝説の怨霊が100年ぶりに登場してくる。どこか八つ墓村(横溝正史)を彷彿させる物語です。衆人環視の中で娘が失踪してしまう。このトリックはなかなか面白い。「御手洗潔シリーズ」と「吉敷竹史シリーズ」は作者のシリーズですが、この物語の中にも御手洗潔と吉敷竹史もゲストという感じでちょっと登場する。でもその発言、行動にはさすがというさびが効いている。