投稿者 スレッド: 緑区史  (参照数 278 回)

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緑区史
« 投稿日:: 8月 28, 2014, 12:05:24 pm »
書名:緑区史
著者:緑区史編集委員会
発行所:緑区史刊行委員会
発行年月日:1993/2/28
ページ:971頁
定価:2300円+税

何回か読んでいる本ですが、読むたびに新しい知見が得られる。旧緑区(現在の緑区、青葉区、都筑区)の歴史書です。都筑区の歴史を知ろうとすると緑区史、港北史の2冊を合わせて読むと概略的なことは判ります。この本は適切な資料となります。この本を読んでいて気がついたこと。杉山神社は旧都筑郡に多数ありますが、その他の地域にはない神社です。先日も新羽の西方寺に行ったとき教えて貰ったのですが、新羽の杉山神社も西方寺に属していた神社だったとか。

そんな目で見直してみると杉山神社だけ注目するのは明治以降の視点になってしまっている。本来神社とお寺は本地垂迹の関係。都筑区の杉山神社と真言宗(不動明王)は?戸倉英太郎「杉山神社考」にもそんな視点はなかった。真言宗のお寺は古くは鎌倉極楽寺(北条重時)から西方寺、金沢八景の称名寺(北条重時)、王禅寺など。茅ヶ崎杉山神社には不動明王が祭られている。杉山神社の謎解きにひとつのヒントかなという気もする。