書名:ヒートアイランドⅣ ボーダー
著者:垣根 涼介
発行所:文藝春秋
発行年月日:2010/4/25
ページ:373頁
定価:1819円+税
渋谷でのあの事件(十代の若者を集めてストリートギャングを組織していた「雅」というグループが2つの暴力団同士を戦わせ16名の死者を出した。そして暴力団は壊滅。そして「雅」も解散)から3年。チームを解散し、別の道を歩み始めていたアキとカオル。ところがある日、カオルは級友の慎一郎が見に行ったイベントの話を聞いて愕然とする。それはファイトパーティーを模したもので、あろうことか主催者は“雅”の名を騙っていたのだ。自分たちの過去が暴かれることを恐れ、カオルはアキに接触する。元の仲間を再び集め、偽の「雅」を壊滅させるストーリーです。元リーダーアキは面には出せない金、賄賂、政治資金(裏)、麻薬の取引などの金を強奪する。(非納税者を自称)そんな稼業。カオルは東京大学生となって毎日真面目に学校に通っている学生。そんな二人の前に突然、過去が出現した。
ちょっと作りすぎ、懲りすぎという感もするが、気楽に読める本です。