投稿者 スレッド: 借金取りの王子  (参照数 318 回)

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借金取りの王子
« 投稿日:: 10月 12, 2013, 10:31:34 am »
書名:借金取りの王子
著者:垣根 涼介
発行所:新潮社
発行年月日:2007/9/20
ページ:317頁
定価:1500円+税

「君たちに明日はない」の第二弾。村上真介はリストラ請負会社「ヒューマンリアクト(株)」に勤めるサラリーマン。首切りの面接官。電鉄系のデパート、サラ金、生命保険会社、ホテルなどに乗り込んでリストラのため社員に面接を行って引導を渡すのが仕事。泣かれたり、殴られたり難題山積み、でも明日は来る。喜怒哀楽の人生をサラリーマン生活の裏側をじっくりと描いている。誰もやりたがらない仕事(首切り面接官)を日々悩み、思い直しながらも明るく生きていく主人公、その中に著者の優しさが垣間見える。出来る人ほど辞めたがる。ひとつのサラリーマン小説。