投稿者 スレッド: 福島原発事故の長期災害リスク  (参照数 367 回)

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福島原発事故の長期災害リスク
« 投稿日:: 10月 06, 2013, 07:57:17 pm »
▶ 福島原発事故の長期災害リスク 鷹取敦 青山貞一 独立系メディア - YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=ud7aaSclXvw

本動画は、2011年3月11日に東日本大震災に伴って発生した東京電力福島第一原発­の過酷事故による被害のうち、放射性物質による直接の健康リスク以外の側面について指­摘したものである。

 事故発生直後の緊急避難により、高齢者、障害者、病気を持った方等が困難な状況に陥り­犠牲が出た。その後、福島県から15万人もの強制避難、自主避難され、長期避難による­いわゆる「災害関連死」によって原発による強制避難地域の高齢者を中心にストレスや閉­じこもりがちで孤独な生活により、既に1500名近くの方が亡くなっている。

 災害関連死以外に、地元の主要な産業である農業・漁業の経済的な損失や将来への不安、­家族、地域における人間関係の破壊や分断、放射線による健康リスクへの不安や、外出を­控える事等によるストレスや生活習慣病などの健康影響の顕在化、差別への不安、不信等­多くの問題が起きている。

 日本政府の対応は、過去の原発事故、放射能汚染事故の教訓に学ばず、トップダウンで「­安心安全」を強調する対応に終始し、被ばくの高い人への優先的な対処を行わず、意志決­定の透明性、住民参加、正確な記録等、最低限行うべきことすら行っておらず、住民へ適­切な選択肢を示すこともせず、問題をより深刻にしている。

 政府の対応を根本から見直すとともに、研究者による正確な実態把握と公表に加え、ニセ­コ町が行っているように、自治体が策定している原子力防災計画へ住民参加による反映す­ること等が必要である。