投稿者 スレッド: 真田太平記  (参照数 772 回)

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真田太平記
« 投稿日:: 11月 15, 2012, 12:04:02 pm »
真田太平記

書名:完本池波正太郎大成18(真田太平記1)
著者:池波正太郎
発行所:講談社
発行日:1999/03/20
定価:7,200円+税

書名:完本池波正太郎大成19(真田太平記2)
著者:池波正太郎
発行所:講談社
発行日:1999/04/20
定価:7,200円+税
 
書名:完本池波正太郎大成20(真田太平記3)
著者:池波正太郎
発行所:講談社
発行日:1999/05/20
定価:7,200円+税

どの本も900ページから1000ページほどある大作です。真田昌幸、次男幸村、長男信幸(信之)親子の物語。
武田信玄が亡くなって勝頼の時代から物語は始まる。武田氏、北條氏、上杉氏の有力武将に挟まれた小国の真田氏、最初は親子3人で沼田、上田の城を死守していたが、3人で徳川家康の軍勢を完璧なまでに打ち破ったこともある、その後昌幸、幸村は大阪方へ、長男信幸は徳川家康方へ。
関ヶ原の戦いでは徳川秀忠の部隊およそ3万8000上田城攻略を開始する。昌幸は僅か2000の兵力で篭城して迎え撃ち、上田合戦が行われる。結果的に秀忠軍を9月15日(10月21日)の本戦への参加を遅らせた。その後関ヶ原の戦いで敗れた西軍にあった昌幸、幸村親子は長男の信幸の助命嘆願で赦免され紀伊高野山山麓の九度山に蟄居する。その後昌幸は亡くなったが、大坂冬の陣、夏の陣で幸村は西軍の武将として戦う。真田昌幸、次男幸村、長男信幸3人の生き様を描いている。なかなかの大作です。昌幸、幸村は忍者を使っで隠れた情報、裏工作、信幸は一般的誰でも知っている情報を活かす。現在にでも通じる情報戦。人より早く重要な情報を先に得ること、裏工作など策士、策に溺れる。どちらかというとこれは昌幸、幸村かな?一般情報を分析して自分の進むべき道を進んでいった信幸。さてどちらが良かったのか?徳川の世にも残った信幸。それまでに散ってしまった昌幸、幸村。小説、話としては面白いが、堅実な生き方は信幸か?