投稿者 スレッド: あきない世傳 金と銀 源流篇  (参照数 381 回)

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あきない世傳 金と銀 源流篇
« 投稿日:: 9月 10, 2017, 09:29:10 pm »
書名:あきない世傳 金と銀 源流篇
著者:高田 郁
発行所:角川春樹事務所
発行年月日:2016/2/18
ページ:279頁
定価:580 円+税

時代は江戸時代享保期、舞台は大坂。摂津の津門村に学者の子として生を受け
た幸。享保の大飢饉や兄、父との別離を経て9才で大坂天満にある呉服商「五
鈴屋」に奥向きの女衆として奉公へ出されることになる。父は「商は詐なり」
と商人を嫌っていた。丁稚は人(将来番頭、のれん分けも可能)でも女衆は「
一生、鍋の底を磨いて過ごす」
しかし幸は知らない事を知る喜びを知っている。知恵をつけたいと思っていた。
そんな幸の才を番頭・治兵衛は徐々に丁稚の教育を行っている隣部屋で「墨を
する」仕事を与えられて「商売往来」(商人としての教科書)を耳学問で覚え
ていく。商いに心を惹かれていく。果たして、商いは詐なのか。幸が生涯を賭
けて進むべき道か?「みをつくし料理帖」の著者が贈る、商道を見据える新シ
リーズの第一弾

本書より
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「手の荒れておらぬ者は信用するな」
「自らは何も生み出さず、汗をかくこともせず、誰かの汗の滲んだものを右か
ら左へ動かすだ  けで金銀を得るような、そんな腐った生き方をするのが商
人だ」

国立国会図書館デジタルコレクション - 開化絵入商売往来
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/802871