投稿者 スレッド: 日本擬人名辞書  (参照数 407 回)

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日本擬人名辞書
« 投稿日:: 9月 06, 2017, 09:04:32 pm »
書名:日本擬人名辞書
著者:宮武 外骨
発行所:半狂堂
発行年月日:大正10年5月22日(1921年)
ページ:69頁
定価:3円

宮武外骨(がいこつ、晩年とぼね、幼名亀四郎)是本名也という判子を作って
疑われそうな所では名前の近くに押していたとか。宮武外骨は入獄4回、罰金、
発禁処分29回。明治、大正、昭和を生きた反骨のジャーナリスト。弾圧され
てもひるむどころか、逆手にとってユーモアとしゃれで権力に立ち向かい続け
ました。大正・昭和時代に活躍した人ですが、面白い書物を発行しています。

この日本擬人名辞書というのは悪太郎(性格の良からぬ人物を称す)甘太郎(
辛み無き人、俗に言うお心よし)坂東太郎・四国二郎・筑紫三郎(利根川・吉
野川・筑後川)市松(石畳の模様をいう)薩摩守忠度(ただ乗りをいう)八王
子の三太郎(愚者をいうなり)骨川三内(痩せたる人をいう)等々昔から擬人
名がありますが、それをまとめた辞典です。今だと差別用語、放送禁止用語等
も入っていますがなかなか面白い本です。

国立国会図書館デジタルコレクション - 日本擬人名辞書
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/927252