投稿者 スレッド: 原発大崩壊  (参照数 388 回)

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原発大崩壊
« 投稿日:: 3月 01, 2013, 07:06:49 pm »
書名:原発大崩壊
著者:武田 邦彦
発行所:KKベストセラーズ   
発行年月日:2011/5/24
ページ:223頁
定価:800円+税

2011年3月11日の東日本大震災が起こった。著者はその後すぐに自分のブログに連
日マスコミには流れない貴重な情報を流し続けている。最近ではマスコミにも登
場するようになったが、最初の頃はいわゆる御用学者ばかり。放射能の被曝は積
分値(足し算)ということを言って、計算式まで示してみんなに呼びかけた。原
子力施設の所長も務めたことのある著者なので、広瀬隆氏より技術については詳
しい。説得力がある。

小出裕明助教とともにまともなことを言っている人だと思う。下記のブログで公
開していることをまとめた本書である。テレビを見ているよりずっと判りやすい

お母さん、お父さんの感覚で考えよう。譬え政府が安全だと言っても福島の野菜
は子どもには与えるな。基準値以下でも積分(足し算)すれば超えてくる。空間
、地面、内部被曝を考えると測定値の三倍と考えた方が良い。風評被害というの
は正しい情報(良い情報、悪い情報を問わず)を知らせないから起きること。正
しい情報が得られない以上自分で自分を家族を守しかない。そんな知恵を披露し
てくれています。ちなみに著者は原子力推進派(安全な)とのこと。

武田邦彦 (中部大学)
http://takedanet.com/

本書より
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なぜ常識では理解出来ない論理がまかり通るのか?
福島原発が震度6で破壊されても、2005年に稼働した東通原発が震度4で全電源
を失っても「原発は地震では大丈夫です」ということで日本の他の原発を止める
と言う話は出てこない。電力会社の人にとっては付近住民の被曝より原発のこと
が心配かもしれない。でも福島県を中心とした人たちは、原発はともかくとして
、人生最大の災厄に見舞われている。それでも、政府は「なにもしない。なにも
する必要がない」と言い続けている。もう政府は要らない。次回の選挙の時には
意志を示すが、それでは間に合わないので、私たちは行動しなければならない。