投稿者 スレッド: 秀吉の枷  (参照数 326 回)

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秀吉の枷
« 投稿日:: 3月 01, 2013, 06:05:44 pm »
書名:秀吉の枷(上)
著者:加藤 廣
発行所:日本経済新聞社
発行年月日:2006/4/18
ページ:374頁
定価:1600 円+ 税

書名:秀吉の枷(下)
著者:加藤 廣
発行所:日本経済新聞社
発行年月日:2006/6/15
ページ:366頁
定価:1600 円+ 税

この本は一種の太閤記で、中国平定に赴いている秀吉。竹中半兵衛が亡くなると
ころから始まっている。明智光秀が反逆して織田信長を本能寺滅ぼす。でもこの
事態を想定していたのが秀吉、実は隠密の情報収集を行って事前に知っていた。
また本能寺と南蛮寺の間には地下道が作ってあって、信長はそこを通って逃げ延
びることが出来るはずだった。でもその地下道を秀吉の部下によって塞がれてい
た。明智光秀は信長の遺体を見つけることは出来なかった。誰かが密かに持ち去
った。

こんな秀吉だったので、中国大返しも計算の内とそんなストリー、秀吉の行動を
すこし違った視点から綴っている。子供が出来なくて養子にした秀次を殺した。
また秀次の一族全て処刑した。これは淀君の企んだこと。淀君の子供は秀吉の本
当の子供ではなかった。では誰の。なかなか興味ある新説?もいろいろ取り混ぜ
て面白くしてある。加藤廣という著者は中小企業金融公庫、山一証券という経歴
。「信長の棺」で75歳で作家デビュー。なかなか確りとした文章です。