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法隆寺の謎
« 投稿日:: 3月 01, 2013, 05:41:21 pm »
書名:法隆寺の謎
著者:高田 良信
発行所:小学館
発行年月日:1998/10/22
ページ:271頁
定価:2000 円+ 税

 法隆寺は聖徳太子が建立された寺院として、1400年に及ぶ輝かしい伝統を
今に誇り、とくに1993年12月には、ユネスコの世界文化遺産のリストに日
本で初めて登録されるなど、世界的な仏教文化の宝庫として人々の注目を集めて
います。当時法隆寺208世管主・聖徳宗第5代管長だった高田良信さんが、法隆寺
の伽藍配置、建物、仏像、書画など法隆寺について詳しく書いています。

法隆寺が注目されるようになったのは実はここ100年位で、この伝統あるお寺を存
続させてきた先人達の苦労がいっぱい。奇跡的に残ったとしか思えないところも
あります。これも太子のご威光か。興福寺の支配下にあった時代もあったり、大
坂冬の陣では豊臣方から奈良半国をと見方に誘ってきたとか。それでも徳川側に
ついた。

生々しい歴史が垣間見られる。これからもいろいろな宝物が出てきそうな歴史の
好きな人にとっては見逃せない法隆寺です。高田良信さんは現在法隆寺長老、法
隆寺實相院住職。だととのこと。薬師寺の高田好胤さんとともに懐かしい人だと
気がします。この夏、法隆寺に行ってきたばかりなので、現実感をもって興味深
く読めた。

法隆寺・法輪寺・法起寺の旅 on PhotoPeach
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