書名:小説 出雲王朝挽歌
著者:三枝和子
発行所:読売新聞社
発行年月日:1996/2/18
ページ:277頁
定価:1300 円+ 税
須佐之男が出雲にやってくる。後の櫛稲田日女が八岐大蛇に食べられようとし
ているところを八岐大蛇を退治して、櫛稲田日女を妻として出雲地方を順次平定
していく。それも武力ではなく、韓国から鉄の技術を導入して鉄の鍬をつくり、
米の増産で豊かな出雲の国を作っていく。須佐之男の子供大国主の時代も同様に
益々栄える。しかし大和(倭)から貢ぎ物を納めるように強制してくる。倭は軍
事力の優れた国、出雲を滅ぼさないために、国譲りを企画する。その方法とは?
出雲王朝を題材にした挽歌です。