投稿者 スレッド: 海の伽耶琴  (参照数 773 回)

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海の伽耶琴
« 投稿日:: 3月 01, 2013, 03:20:17 pm »
書名:海の伽耶琴(上)
著者:神坂次郎
発行所:徳間書店
発行日:1993/11/30
定価:1456円+税

書名:海の伽耶琴(下)
著者:神坂次郎
発行所:徳間書店
発行日:1993/11/30
定価:1456円+税

紀の国と言うところは昔からちょっと異風なところ、戦国時代でも有力な武将も
大名もいなかったところ。根来衆、熊野水軍、九鬼水軍、雑賀衆など。この物語
は雑賀(鈴木)孫市の息子、雑賀孫市郎の半生を舞台に展開する。豊臣秀吉の朝
鮮出兵へ参加した雑賀孫市郎が裏切って朝鮮側につくというところで終わってい
る。「さやか」という名前で朝鮮の国史にも残っている武将の名前。朝鮮出兵の
折朝鮮側の武将となって日本軍と戦った。現在も子孫が残っているといわれてい
る。雑賀孫市郎の朝鮮出兵後の消息不明と合わせて物語りを展開している。紀の
国は昔から朝鮮半島とも行き来があって、特に鉄に関連のある部族が帰化してい
たり、任那日本府が滅びそうになったときに応援に駆けつけたりしている。