書名:北の街物語
著者:内田 康夫
発行所:中央公論新社
発行年月日:2013/8/10
ページ:334頁
定価:1700円+税
久々に地元・東京都北区、赤羽区を舞台に浅見光彦が活躍する物語。彫刻家の自宅から彫刻家の若い頃の作品であり、代表的な作品である“妖精”が忽然と姿を消した。彫刻家は警察には知らせず、そっと浅見光彦に調査を依頼してくる。荒川河川敷で見つかった中年男性の絞殺死体の犯人捜しも依頼される。一見、何のつながりもない二つの事件。4桁の数字という共通点が出てくる。様々な人の思惑が絡み合い事件を複雑にしている。浅見光彦の明晰な頭脳も今回の事件には曇ってしまうのか?なかなか面白いミステリーです。