投稿者 スレッド: 祭りの化粧  (参照数 273 回)

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祭りの化粧
« 投稿日:: 11月 12, 2014, 09:40:01 am »
書名:祭りの化粧
著者:高橋 揆一郎
発行所:講談社
発行年月日:1988/10/15
ページ:265頁
定価:1300 円+税

福島県出身の羽賀弘太郎(芸名朝霧弘道)が役者を志し、全国を旅役者として巡った人生。その弘太郎の伴侶、妻、母、座長として生きた2人の女(春日銀子、高島清子)の旅役者の一生を綴った作品。戦前、戦後にかけて北国旭川でどさ回りの旅役者一座の過酷な運命に翻弄されながら生活苦、祭りの余興としての芝居の衰退、段々と仕事の減る中、人の良い弘太郎が隣近所の人達の借金の保証人なっていたことが発覚、それでも借金返済のために清子は奔走する。昭和のリズムで展開される懐かしさの滲み出ている作品。